【野球】＜コミッショナー＞「来年は悲観的ではない。理由の一つはワクチン。相当ワクチンも打たれると思う。できれば100％の観客で―」

・「来年は悲観的ではない」　できれば100％の観客で―コミッショナーに聞く

レギュラーシーズンのゴールが見え始めた9月に阪神、10月にはロッテで集団感染が発生。
その際、3月にJリーグとともに設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の感染症専門家チームの助言が支えとなった。

「われわれには医学知識はない。内容的にも精神的にも頼りにした。先生方もかなり真剣にやっていただき、われわれは助言を確認しながらガイドラインをつくった。
これが選手にも伝わったし（感染が起こった）チームや選手は反省もできた」

専門家の力も借りてシーズンを完走したとはいえ、今年は球団経営が厳しい状況に追い込まれた。
産業再生機構社長、東京証券取引所社長などを歴任した経済のプロでもある斉藤コミッショナーは来年以降をどう見ているのか。

「興行権は球団が持っている。その興行の内容は米国と違って、NPB（日本野球機構）で収益計画をするという制度になっていない。
基本は球団。来年一気に今年のマイナスを取り返すと言っている球団はないのではないか。時間をかけて、取り返していくことを考える

コロナ収束はまだ見えないが、来年は例年通り143試合を実施予定。今年の経験を生かし、プロ野球は来年に向かう。

「僕はそれほど悲観的ではない。理由の一つはワクチンがあるということ。希望ですけれど、6月の野球がぐっと盛り上がる頃には相当ワクチンも打たれると思う。
来年は（延期になった）東京五輪もあるし、野球だけが独走できないだろうが、できれば100％の観客を入れてやれればいい」

年が明け、2月1日には12球団が開幕に備えてキャンプイン。プロ野球もウィズコロナの中でまた新たなページを開く。　

12/26(土) 7:40配信　時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6aba1a037923d379132452a2ee0a0f0d8596072

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