syamuさんのss書いたから、vipper見てくれ

1 : 2022/01/08(土) 18:50:29.570 ID:nUOhUIksa
これがsyamu生きた証
2 : 2022/01/08(土) 18:50:44.098 ID:nUOhUIksa
老けたな自分、鏡に映る白髪混じりで干し葡萄の様なしわだらけの顔を見て思う。今の自分はとてもじゃないがカツカレーだの味噌キムチチャーハンだのをくえないだろう。それもそのはず、自分は85歳なのだから。
3 : 2022/01/08(土) 18:50:54.061 ID:nUOhUIksa
syamu「それじゃあ、私の一日はじまるぞ、それでは病院へ行ってみよう!ウォウフォーウフォウフォウフォウフォウフォウフォウフォーウ、ウォウ!」
4 : 2022/01/08(土) 18:51:05.300 ID:nUOhUIksa
彼は無駄に健康で病院に行く必要は無いのだが、そこには暇を持て余した年寄り仲間がいるので、彼らの為に良く遊びに行っているのだ。
5 : 2022/01/08(土) 18:51:13.481 ID:nUOhUIksa
syamu「ウィイイイイイッス!
どうも~syamuで~す
あっ、今日は、お楽しみ会当日ですけども、参加者は、長谷川君と田所さんしか来ませんでした…残念ながら…はい」
6 : 2022/01/08(土) 18:51:22.054 ID:nUOhUIksa
長谷川「おっ、俺はざっ、残念な奴じゃ、ない」長谷川は去年から病院に入院した。前立腺がんの治療の為である。
7 : 2022/01/08(土) 18:51:30.391 ID:nUOhUIksa
田所「この部屋の患者は俺と長谷川しかいないってはっきりワカンだね」田所は90代の年長者だ。もう歳の為に入退院を繰り返している。
8 : 2022/01/08(土) 18:51:41.413 ID:nUOhUIksa
今回の入院も老人ホームで発作を起こし、一時は昏睡状態に陥ったのだ。恐らく次の発作が起きれば命はないだろう。
9 : 2022/01/08(土) 18:51:51.139 ID:nUOhUIksa
syamu「二人とも暇そうやし本を持ってきたで」syamuは水泳選手の雑誌とAV大全集を彼らに手渡した。
10 : 2022/01/08(土) 18:51:53.033 ID:FBXOeoeY0
ンホォお
11 : 2022/01/08(土) 18:52:00.327 ID:nUOhUIksa
長谷川「あっ、ありがとう、こっこれで色々捗るよ」
田所「イキスギィ、やっぱり海パン履いてる男の子は可愛いってはっきりわかんだね。」
12 : 2022/01/08(土) 18:52:01.317 ID:lj4M7KuG0
書き溜めしてるのはえらい
13 : 2022/01/08(土) 18:52:13.440 ID:nUOhUIksa
syamu「二人とも、とりあえず落ち着け。まあいいんだけどさ、いいんだけど病院やし人様に迷惑かけちゃダメやろ。あっ、おほ~」
14 : 2022/01/08(土) 18:52:22.986 ID:nUOhUIksa
二人を諌めながらsyamu本人も偶然見かけたナースさんに勃起していた。
その後syamuは二人と他愛もない話を済ませて病院を出て行った。
15 : 2022/01/08(土) 18:52:37.178 ID:nUOhUIksa
syamu「んーしょ、っとー♪あどっこらしょっとあよっこらしょういち!」
園内では子供が遊具やボールで遊んでいた。
中には動画撮影をしている若者もいる。
16 : 2022/01/08(土) 18:52:47.669 ID:nUOhUIksa
自分も若い頃はこういう所で色々な遊びをしていたな。あの頃は自分は大物になれると信じていた。だか、その結果全てを失った。
17 : 2022/01/08(土) 18:52:59.655 ID:nUOhUIksa
家族も住所もプライバシーも居場所も。それから逃げ出し一人暮らしを始めたのだ。社会福祉を受け。日雇いを続けながら今日まで生き延びてきたのである。と下らなく過去を回想していると足元にボールが転がってきた。
18 : 2022/01/08(土) 18:53:09.734 ID:nUOhUIksa
子供「あっ、すいません」
syamu「inじゃねーの」
syamuは子供にボールを手渡した。多分今の子供に自分がネットで有名人だったと言っても信じてもらえないだろう。
19 : 2022/01/08(土) 18:53:21.857 ID:nUOhUIksa
疲れが取れた彼は再び墓参りに向かう。
syamu「お久しぶりで~す、syamuで~す」
齋藤光と書かれた墓石に手を振る。
二人は年を取ってから再び愛し合う様になったのだ。
20 : 2022/01/08(土) 18:53:44.422 ID:nUOhUIksa
しかし甘い日々は長くは続かなかった。シバターは最近この世を去ってしまったのだ。
ようやく分かり合えるようになって離れ離れになるとは、syamuは苦い思いをした。
syamu「シバターさんのためにココアヨーグルト作ってきました」
21 : 2022/01/08(土) 18:53:55.658 ID:nUOhUIksa
墓にココアヨーグルトを置く。そういや自分が作ったオリジナルメニューを何やかんや言いながらも食べてくれたのはあの人ぐらいだったな。
22 : 2022/01/08(土) 18:54:06.544 ID:nUOhUIksa
syamuの頭の中のシバターは笑ったり、怒ったり、落ち込んだり、歌ったり、踊ったり。色々とアドバイスも貰ったっけ。
皺だらけの手に涙がポタポタ落ちる。もう彼はどうしようとも戻ってこないのだ。
23 : 2022/01/08(土) 18:54:17.092 ID:nUOhUIksa
そんな時背後からあの懐かしい声が聞こえた
「順平暗いんだよ!!」
思わず後ろを振り返るが誰もいない。
24 : 2022/01/08(土) 18:54:34.097 ID:nUOhUIksa
貝塚土竜はココアヨーグルトを片付けると家に帰った。
もう自分にはユーチューバーとしての活動は無理なのだろう
25 : 2022/01/08(土) 18:54:50.857 ID:nUOhUIksa
体力だとか歳の問題がある訳ではない、気力がないのである。
そんな自分が動画を作っても面白味などないだろう。
26 : 2022/01/08(土) 18:54:57.456 ID:nUOhUIksa
パソコンをつけ最近の動画投稿者を見る。誰もがやる気に満ち溢れ、思い思いに生き生きと行動していた。
願わくば彼らが自分の様にならないように。

おしまい

27 : 2022/01/08(土) 18:55:39.377 ID:UwkLnkJk0
😎
🍔
28 : 2022/01/08(土) 18:56:00.520 ID:nUOhUIksa
シバター 「順平…暗いんだよ…」
syamu妹は神奈川と向かった。兄が愛した人の実家へと。
syamu妹「お久しぶりですねシバターさん。お元気ですか?」
シバター 「あっ妹さんか、元気だよ。」
一年ぶりに見るシバターさんの顔は幾分元気が衰えている様だ。前はあんなに恰幅が良かっだのに、今の彼はかなり痩せていて干物みたいだ。
29 : 2022/01/08(土) 18:56:15.060 ID:nUOhUIksa
表情を崩さないシバターさん。でも、私は会話をやめなかった。
syamu妹「シバターさん。私ずっとお兄ちゃんの事が好きだったの、小さな頃の夢はお兄ちゃんと結婚する事だったんだ。ちょっとお馬鹿だけど私にとっては頼りになる人だったから」
シバター 「…そうか」
30 : 2022/01/08(土) 18:56:27.529 ID:nUOhUIksa
syamu妹「だからシバターさん、貴方にずっと嫉妬していたんだ、お兄ちゃんは私といるよりも長い時間を貴方と過ごしてた、そして楽しんでいた。」
長いこと掃除をしていないのだろう、埃まみれの床を払いながらシバターさんは答えた。
31 : 2022/01/08(土) 18:56:32.564 ID:0GQGTlNE0
なんjでやった方がいい
32 : 2022/01/08(土) 18:56:40.295 ID:nUOhUIksa
シバター 「馬鹿な事言わないでくれ。嫉妬していたのは君だけじゃないんだよ」
syamu妹「えっ?」
これは意外だった。お兄ちゃんはずっとシバターさんだけのものだと思っていたのに。
33 : 2022/01/08(土) 18:56:51.215 ID:nUOhUIksa
シバター 「君は女の子だからsyamuと一緒に仲良し兄妹として手を繋げただろう、それに幼少期からずっと暮らしているから思い出は君の方が多いよ。それに…」
法に触れるが、ガキだって作れたんだ。
syamu妹「やっぱり子供欲しかったんですか」
34 : 2022/01/08(土) 18:57:04.286 ID:nUOhUIksa
シバター「俺はガキは嫌いだ、うるさいしものを散らかす…けど俺がどう頑張ってもsyamuにやれないものがガキだった」
シバター 「でも…やっぱり欲しかったな…子供: 」
35 : 2022/01/08(土) 18:57:16.492 ID:nUOhUIksa
ちょっと昔のことを思い出した。
syamu妹「おい!引きこもり」syamu「ん、ん、ん、何?」
syamu妹「お兄ちゃんってさシバターさんのどんな所に惹かれたの?」
36 : 2022/01/08(土) 18:57:38.263 ID:nUOhUIksa
私は手をお兄ちゃんの首にかける。
syamu「お前はもぉ~変なこと聞くぅ」
顔を赤らめるお兄ちゃん。でもどこか嬉しそうだ。
syamu「まあ、なんやその…」
「シバターは頭も良いし力もある、金儲けの才能もあるしちょっとやそっとの事じゃ傷つかなそうやけど…偽悪的でいつも損してしまうんや。人を傷つけたり炎上しているアイツを人は嫌っとるけど…シバターは心の中では泣いてるんや…そんなあいつに惹かれたんや」
37 : 2022/01/08(土) 18:57:59.528 ID:nUOhUIksa
素直なお兄ちゃんの気持ちと太陽の様に眩しい笑顔、そのまま受け入れられはしなかったけど、私に勝ち目はなかった。
シバターさんの寂しさや悲しさがこの場にいると伝わった。傲岸不遜でお金に汚いシバターさん、何でも手にしたように見えるけど、側にお兄ちゃんがいなきゃひとりぼっちなんだ。

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