ChatGPTことOpenAI、半導体の材料だけ買い占め、誰もメモリを作成できなくした模様…自分たちは世界のメモリの4割を独占

2025年10月1日、OpenAIはサムスンとSK hynixと同時に契約を結び、世界のDRAM供給の最大40％を長期的に押さえたとされる。両社は互いの契約規模を知らされておらず、業界全体にとっても「前触れなし」の電撃契約だった。
この動きが報じられるやいなや、クラウド事業者や競合AI企業は「今動かないと数年分のメモリが確保できない」と判断し、残ったDRAMのパニック買いに走る。ところが2025年のDRAM市場には、関税の混乱や夏場の値下がり、対中制裁懸念による設備売却停止などが重なり、安全在庫がほぼ存在していなかった。クッションがない市場に大口契約とパニック買いが直撃し、DDR5価格は数週間で倍以上に高騰した。

さらに深刻なのは、OpenAIが確保しているのが完成品モジュールではなく“生産用ウェハーそのもの”だという点だ。どの規格として仕立てるかすら未定のまま倉庫に積み上げているとされ、市場からは「自社の需要防衛だけでなく、競合から供給を奪う意図が強いのではないか」との見方も出ている。

影響はRAMにとどまらない。記事は、今後SSD、小規模プリビルドPC、Radeon GPU、Xboxなどが特に打撃を受けると予測し、ノートPCやスマートフォンも在庫が尽きれば価格上昇は避けられないと指摘する。一方で、メモリをほとんど含まないCPUなどは需要減により値下がりの可能性もあるとしている。
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