一流社会批評家「大学で社会学を4年間も学んだめんどくさい学生はハイリスク人材として企業に敬遠される」

Q. 白饅頭先生こんにちは。私は来年就職予定の学生です。
zoomで行われる内定者座談会に参加した際に、社会学部出身の内定者(女性)がポツンと「それって抑圧ですよね」と他の内定者の話すエピソードに対して言い、空気が凍る事態がおきました。
これから同僚になるので、せめて会話ぐらいは普通にしたいです…。
私が思想に親和的な人物になる以外で、対話の道を探るにはどうすべきなのでしょうか。また、本日のnoteの三つの横文字以外には、どのような点が地雷になるのでしょうか。
観察歴の長い先生のお知恵を拝借したいです。
https://marshmallow-qa.com/messages/9367c412-2a18-4159-a0b3-00b0f3aa31bc

A. 白饅頭（御田寺圭／光属性Vtuber／バーチャルツイッタラー） @terrakei07
あなたが「この人は不平等が嫌いなんだな」と変に気を利かせて「フェア」に接しようとすると褒められるどころかミソジニストなどと言われるので気を付けてください。
フェミニストは「フェア」に接されるのが苦手です

これ↑をきっかけにして、会社経営者や管理職の方から「なんで社会学部卒は危ないんや？？？」という質問が多く寄せられるようになった。

近頃のSNSでヤバい奴にかぎってbioを覗いてみると「社会学勉強中」などと書いてあることが多いと思うのですが、
これはけっして偶然ではないし、実社会にもそのリスクはしっかりフィードバックされつつありますよ――という。

現代社会における「会社組織のメンバーシップ」と、「社会学を４年間学ぶことで醸成されるメンタリティー」の相性が致命的なほどに悪いのですが、その理由について大きく３つにわけて説明しました。
現在の社会学が「自分の主観的生きづらさに基づいて、他人や社会を告発する文法」を学ぶ学問として先鋭化していることが、企業人として迎え入れることに極大のリスクを生じさせるわけです。

ただしこちらでもことわっておくと、ハイリスク人材と化した社会学徒が諸悪の根源なのではなく、
４年間じっくりと自分のイデオロギーに染め上げてから実社会に「告発の尖兵」のように放つ社会学者たちこそが討たれるべき元凶であることはいうまでもありません。

そんなわけで、「社会学を大学で学ぶことで、どのような思考様式、認知傾向が完成してしまうのか」を学び、傾向と対策を立てましょう――というお話です。
企業経営者だけでなく、同僚や部下にそういうタイプの人の心当たりがある人にとってもきわめて役立つ情報共有です。