図書館の検索端末に「セクロス」って入力したまま逃げてきた。次使った奴びっくりするだろうな

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かわいい軽トラ「移動図書館」好調　四万十町、読書人口拡大に手応え
四万十町立図書館（同町茂串町）がこのほど、昨年度の利用状況をまとめた。昨春に導入した移動図書館車の貸出冊数は約５８００冊。これが底上げする形で、図書館全体では前年度比１８％増となった。担当者は「これまで本に触れる機会がなかった住民が新たに利用者となった事例も多い」として、図書館車の「読書人口拡大」効果に手応えを感じている。

　同図書館は窪川地域に本館、大正地域に分館がある。十和地域には図書館機能を持つ施設がない。広大な町域の隅々に読書の楽しみを届けようと、軽トラックを改造した専用車両を約５００万円で購入。昨年４月に運用を始めた。

　図書館全体の２０２３年度の貸出冊数は、６万２７５２冊。内訳をみれば、既存２施設がいずれも微増。移動図書館の５８２８冊が大きく寄与した。

雨の日の出発準備作業も露店で行われる（四万十町茂串町の町立図書館）
雨の日の出発準備作業も露店で行われる（四万十町茂串町の町立図書館）

　移動図書館車は約８００冊を積載し、職員２人で運行。集会所や学校など２４カ所を月に各１回、巡回する。各種イベント会場にも出向き、読み聞かせなどを行っている。

　巡回先の小学校では、職員が児童たちと雑談しながら「次は同じテーマのちょっと違う本を持ってこようか」「迷うなら借りてみて、おうちでゆっくり読んだら」などと声を掛ける。

　大半の学校は、予算の制約から図書の充実が難しいこともあり、図書館車が積み込む本の半分は子ども向けだ。新刊を含めて頻繁に入れ替える。また、過疎集落では外出や会話が激減した高齢者も多く、巡回が住民たちの交流機会を生むきっかけにもなっている。

　図書館車は新たな文化的施設の建設計画も踏まえて導入されたが、町議会の工事請負契約議案の否決を受け、計画は事実上の白紙状態。新施設に図書館車の専用車庫を設ける予定もなくなり、荒天時に屋根のない駐車スペースで積み込み作業を行わなければならない苦労もある。

　同館職員で前館長の大河原信子さんは「本が身近にあれば読書に親しみたいという、住民の潜在的なニーズに応えたい。同じ町内でも読書の機会には格差があり、少しでも埋める努力を続けたい」と話している

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