世耕「一般論としてさあ、党の金で買収なんかしてるわけないだろ」

辞職表明で幕引き期待の自民　野党は買収原資追及　河井元法相の買収事件公判
3/24(水) 7:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210324-00000021-jij-pol

2019年参院選広島選挙区をめぐる買収事件で公判中の元法相、河井克行被告＝自民離党＝が
衆院議員辞職の意向を表明したことを受け、自民党は早期の沈静化を期待するとともに、
次期国政選挙に向けて地元の立て直しを急ぐ方針だ。

一方、野党は来月に補欠選挙が行われることがないよう辞意表明のタイミングを計ったと批判。
買収資金の原資について菅義偉首相（自民党総裁）らの説明責任を問う声も上がった。

自民党の森山裕国対委員長は23日、国会内で記者団に
「政治家の責任の取り方として決断した」と語り、「非常に重い」と強調。
世耕弘成参院幹事長は記者会見で
「党本部から交付された資金が買収に使われることは一般論であり得ない」と述べ、
政党交付金が原資になった可能性を改めて否定した。

公明党の山口那津男代表は記者団に「辞職表明は遅いくらいで当然だ」と突き放した。

事件をめぐっては河井被告の妻案里前参院議員の有罪が確定、当選が無効になっており、
これに伴う広島選挙区の再選挙が4月25日に行われる。
河井被告の衆院広島3区では公明党が独自候補を立て、自民党が支援する方針。
事件に関わった首長や地方議員の辞職の穴をどう埋めるかが課題だ。

河井被告が今月15日までに辞職していれば、
公職選挙法の規定により広島3区補選も4月25日に行われるはずだった。
これについて立憲民主党の枝野幸男代表は党会合で
「補選が行われない時期を待っていたとしか言いようがない」と指摘。
共産党の小池晃書記局長も会見で「与党に厳しい審判を下されることを避けた」と批判した。

また、国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「買収の原資が自民党から出ていることは明らかだ」とし、
「全容を解明する責任がある」と主張。
小池氏は案里前議員擁立を主導した安倍晋三前首相と菅首相の責任に触れ、
「きちんと国会で説明する必要がある」と訴えた。