【埼玉知事】東京への不要不急の外出自粛要請へ　感染者が連日100人超

※毎日新聞

新型コロナウイルス感染拡大を受け、大野元裕埼玉県知事は14日夕、東京都内への不要不急の外出自粛を県民に求める方向で検討していることを明らかにした。近く対策本部会議を開いて正式に決定する。

県内の最近の新規感染者数は連日100人を超えており、12日には過去最多の199人を記録。大野知事は報道陣に「深刻な状況にあると強く感じている。『可能な限り都内への往来は避けていただきたい』とお願いすることが適当か、検討している」と話した。具体的には、都内への通勤などを除く不要不急の外出自粛や、会食は家族内を除き4人以下とすることなどを要請する方向で検討しているという。

また大野知事は、さいたま市大宮区、越谷市、川口市の3地域で酒類を提供する飲食店などを対象に、4～17日に営業時間を午後10時までに短縮するよう求めている要請を、10日間程度延長することも発表した。要請に応じた店には1日2万円の協力金を支払う方針。対象地域については「専門家の方々も『継続することが適切』という意見がほとんどだった」として、引き続き3地域とする。

時短要請の延長について大野知事は、要請を始めた4日以降も県内の感染拡大傾向が続いているとして「医療が脆弱（ぜいじゃく）になる年末年始の前に（感染拡大を）食い止めないといけない。医療機関の負担を減らしていくためにも協力をお願いしたい」と述べた。【鷲頭彰子】

毎日新聞2020年12月14日 20時29分(最終更新 12月14日 20時29分)
https://mainichi.jp/articles/20201214/k00/00m/040/282000c

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