【人形峠】 原子力施設のぼやで現地確認

11月17日　14時50分

今月、鏡野町の原子力の研究施設でぼやがあったことを受けて、隣接する鳥取県などの担当者が現地を訪れて、火事の原因について説明を受けました。

原子力発電所の核燃料に使うウランの濃縮作業などを行っていた、鏡野町の日本原子力研究開発機構の「人形峠環境技術センター」では、今月９日、エアコンの設置作業中に、配線から火花と煙が出るぼやがありました。
この火事を受けて、隣接する鳥取県三朝町や県の担当者３人が１７日に現地を訪れ、ぼやがあった総合管理棟１階の部屋で、すすで黒くなったままの分電盤を確認しました。
そして火災当時に現場にいたセンターの職員が、エアコンの設置作業は本来、電気を止めて作業をしなければならないのに、電気が流れた状態で誤った手順で作業したため配線がショートしたとみられると、火事の原因について説明していました。
県原子力安全対策課の松尾昌和参事は「ひとつ間違えば一大事になりかねない。まずは原因究明と再発防止策の提出を待ち、内容を確認して十分であるかをしっかり検証していきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20201117/4020007087.html