人間は道具で非力を補い強くなった。トラに勝つために銃、戦争に勝つために戦車、そして俺は・・・

　私は性欲がかなり強いほうで、1回では満足できず「まだできるでしょ？」と催促するタイプです。最低、一晩に5回は昇天しないと、欲求不満になってしまいます。

　だけど、今の彼はセックス能力が低くて、1回射精するともうできなくなるの。性の不一致で別れる寸前の時、彼は「俺は絶倫男になる」と宣言したんです。

　最初は半信半疑でしたが、ある晩、自信満々な顔でベッドに潜り込んできました。それから全身を丁寧に舐めて、体が敏感になったところでクンニされ、まずは1回イカされて…。

　グッタリしていると、正常位でジラすように腰を振りながら徐々に動きを早め、2度目の昇天。愛撫もそこそこに挿れて終わる、今までのエッチとは、まったく違っていました。

　射精したからもう終わりかと思ったら、今度は股間にペニスバンドを装着してバックから責めてきます。硬い素材なので少し痛かったけど、それが眠っていたM気質を呼び起こしたみたいで快感が倍増したんです。
「ああっ、もっと奥に来て。子宮を突いてほしいの」

　あまりの気持ちよさに、わがままなおねだりをしてみます。すると一度引き抜いて、ペニスの型をカチッと音を立てて外し、別のものに交換しました。

　再び挿入された時は、あまりの長さに「ギャーッ！　痛い…でも、気持ちいい」と叫びます。
「そうだろう？　今度は、プラス5センチ長いんだ」

　大工さんがノミで彫刻するように、カンカンと奥を叩かれて、久々に膣が激しく痙攣し、深い快楽に気を失いました。
「まだまだ。ペニバンが萎えることはないんだから」

　それから本体を交換し、前の倍くらい太くて長いのを装着した後、「騎乗位でやれ」と指示。

　やっと立ち上がり、恐る恐る人工ペニスを膣口に当てると、腰を突き出してズブッと一気に奥まで挿入しました。
「あああっ、もう死ぬぅ」

　苦痛に顔を歪めながらも初めて味わう特大サイズが気持ちよすぎて、腰を動かしながら何度も果てて…。
「人間は道具で非力を補い強くなった。トラに勝つために銃、戦争に勝つために戦車、そして俺はぺニバンを使って、お前を征服した」

　器具を使ってでも、自信満々になった彼が好き。次回はバイブも使ってもらおうかな。
(書き手・荘子)

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