1人称「ワイ」…どこのSNSでもジジイしか使ってない

“ワイ”とは、主にインターネットの電子掲示板やSNSなどで使用される一人称代名詞「ワイ」のことを指します。
​もともとは関西地方の方言で「わい」が一人称として使われることがありますが、インターネット上で見られる「ワイ」は、それとは少しニュアンスが異なります。
​インターネットスラングとしての「ワイ」
​インターネットスラングとしての「ワイ」は、電子掲示板「2ちゃんねる」（現在は「5ちゃんねる」）の「なんでも実況J（ジュピター）板」、通称「なんJ」で使われ始めたのが起源とされています。
​「なんJ」では、プロ野球を中心とした雑談が繰り広げられる中で、独特の言葉遣い（いわゆる「猛虎弁」や「なんJ語」）が生まれました。その中で、自分を指す言葉として「ワイ」が定着しました。
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​親しみやすさとユーモア: 「私（わたし）」や「俺（おれ）」といった一般的な一人称に比べて、少しくだけた、ふざけたようなニュアンスを持ちます。親しみやすさや、ちょっとしたユーモアを込めて使われることが多いです。

​使うことで、少しお調子者であったり、素朴であったりするような、特定のキャラクターを演じるようなニュアンスも含まれます。
​ 匿名性の高い掲示板において、書き込む際に「ワイは～だと思う」のように使うことで、発言に柔らかさを持たせたり、断定的な口調を避けたりする効果もあります。

​使用者: もともとは「なんJ」のユーザー（なんJ民）が中心でしたが、現在ではX (旧Twitter) をはじめとする他のSNSやコミュニティにも広まっており、ネット文化に詳しい人であれば男女問わず広く使われています。
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