Apple「助けて！AI人材の離脱が止まらない！」 自動車→開発中止 Vision Pro→売れず AI→他社から借用 どうしてこうなった？

（ブルームバーグ／マーク・ガーマン）— Apple社のロボティクス分野における人工知能の主任研究者が同社を離れ、競合するMeta Platforms社に加わった。これはiPhoneメーカーからのAI人材流出の一環である。

従業員のジャン・チャン氏は、Metaのロボティクススタジオに参加したと、同ソーシャルメディア企業は火曜日に確認した。別件で、Appleの社内大型言語モデルチームからさらに3人のAI研究者が離職しており、このグループ内の混乱が続いていると事情に詳しい関係者が語った。

最近の一連の離職はすべて先週に起きており、ジョン・ピーブルズ、ナン・ドゥ、チャオ・メンが含まれていると、匿名を希望する関係者は述べた。

彼らはすべて、最近数週間で約10名のメンバーとリーダーを失ったApple Foundation Modelsチームの一員だった。このチームは、昨年立ち上げられたApple Intelligenceプラットフォームの開発の中心であり、同社がAI分野で遅れを取り戻すための取り組みの一環である。

ブルームバーグの報道によると、Appleは現在、社内開発モデルだけでなく外部技術により依存するかどうかを社内で検討している。

ピーブルズ氏とドゥ氏はOpenAIに移籍し、チャオ氏はAnthropic PBCに加わる。多くの同僚は以前にMetaに移籍しており、同社は驚異的な給与アップで人材を引きつけている。Appleのモデルチームを率いていたルオミン・パン氏は、数年契約で2億ドルの報酬パッケージを受けて退社した。

しかし、Metaにとっても順風満帆とは言えない。最近採用されたAI研究者の何人かはすでに辞職しているとWiredが報じている。

AppleとOpenAIの広報担当者は人事異動についてコメントを控え、Anthropicはコメント要請にすぐには応じなかった。

ブルームバーグの報道後、Appleの株価は火曜日に一時的に取引時間中の安値をつけた。ニューヨーク時間午後3時8分時点で株価は1.5％下落し、228.77ドルとなった。

ロボティクス研究者のチャン氏は、自動化技術とその製品におけるAIの役割に焦点を当てた少人数の学術チームを率いていた。このチームはすでに人員の入れ替わりがあり、チャン氏の部下の一人、マリオ・スルージ氏は4月にArcher Aviation社でAI製品の責任者に就任するために退職している。

ロボティクス研究グループはAppleの人工知能・機械学習部門に属しており、今年初めにハードウェアエンジニアリング部門に移管されたロボティクス製品開発組織とは別である。

ロボティクスはAppleの将来の製品ラインナップにおいて重要な位置を占めており、同社は動くスクリーンを備えた卓上機器や、小売店や製造現場で使用するロボットアームなど、多数のデバイスを計画しているとブルームバーグは報じている。

一方、Metaは独自の製品開発を進めている。スマートグラスやAI機能の提供に加え、ヒューマノイドロボット向けのオペレーティングシステムや基盤となるハードウェアコンポーネントに多額の投資を行っていると、ブルームバーグは2月に報じた。

チャン氏はMetaのReality Labs部門に属するロボティクススタジオで製品開発に携わる予定である。

関係者によると、AppleのAIスタッフの離職は今後も続く見込みで、さらに数名が他社での就職活動を積極的に行っているという。Apple Intelligenceへの反応の悪さや、サードパーティモデルの利用への方針転換の可能性が士気の低下に拍車をかけていると述べられている。

– シリン・ガファリーの協力による報告

Apple’s lead AI researcher for robotics heads to Meta as part of latest exits
https://www.mercurynews.com/2025/09/02/apples-lead-ai-researcher-for-robotics-heads-to-meta-as-part-of-latest-exits/

こういうニュースを知ってるかどうかで林檎へのイメージってがらりと変わってくるよな