【★】日本初のビール工場創設に携わった後、11年間の放浪の旅の末に49歳で行き倒れとなった村橋久成を紹介する展示会・いちき串木野

国産ビール工場創設者の足跡紹介

＊ソース元にニュース画像あり＊

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210215/5050013618.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

幕末にイギリスへ派遣された「薩摩藩英国留学生」の１人で、日本初の
本格的なビール工場の建設に携わった村橋久成を紹介する展示会が、いちき串木野市で開かれています。

村橋久成は、幕末に西洋の技術や知識を学ぶため「薩摩藩英国留学生」としてイギリスに派遣され、
帰国後は北海道の開拓使として、現在のサッポロビールの前身とされる
日本初の本格的なビール工場の建設に携わったことで知られています。

一方、１１年間の放浪の旅の末に神戸の路上で倒れているのを発見され、
４９歳の若さで亡くなるなど、その生涯には謎も多く、いちき串木野市の
「薩摩藩英国留学生記念館」では村橋の功績などを紹介するパネルや資料を集めた企画展が開かれています。

このうち、文化勲章の受章者で、彫刻家の中村晋也さんが手がけた「残響」は、
村橋に関する小説にちなんで制作された胸像で、力強い表情が印象的です。
また、記念館では、鹿児島や北海道などゆかりの地で関係者の証言を集めた
ドキュメンタリー映像を制作し、館内で上映しています。

奥ノ園陽介副館長は「幕末・明治に、時代に翻弄されながらも新しい日本を築くために
北の大地で活躍した鹿児島出身の村橋久成のことをこの機会に知ってほしい」と話していました。

企画展は、ことし３月２９日まで開かれています。

02/15 11:57