天気良いし、渋谷区富ヶ谷ってところに来てみた。　閑静で渋谷っぽくない所だな。　散歩には丁度いいね

https://mainichi.jp/articles/20210101/ddl/k33/040/127000c

視点変えて、今こそ（その４止）　中華そば、推してます　前野朋哉さん　／岡山

――生まれ育ったのは倉敷市。どんな子ども時代でしたか。

　実家の周辺は田んぼだらけで、遊ぶのは主に外。学校から帰ると、当時飼っていた犬の「ハッピー」と散歩するのが日課でした。中学時代は担任の先生がよく話をしてくれた映画が気になって、放課後に友達と倉敷駅近くの映画館に通い、母ちゃんの制止を振り切ってレイトショーに行くほどのめり込みました。一番印象に残ったのは中学２年の時に見た「スターウォーズ　エピソード１」。見た後はそのことしか考えられなくなるほど興奮しましたね。そんな時に漠然と、「映画を仕事にできたら楽しくね？」と思うようになりました。

　――前野さんが思う岡山の魅力は。

　食べ物がうまい、歴史が深い、立派な観光地がある、生活しやすいなどたくさんあります。あまり全国的には知られていませんが、僕は岡山の中華そばを推してます。子どものころは父の勤務先に近い倉敷市水島地区の「喜楽園」、学生時代は倉敷駅近くの「第二又一」によく行きました。今でも岡山に帰るとよく食べています。いつかテレビ番組か何かで岡山の中華そばを巡れたら最高ですね。

　――岡山の魅力を伝える映像作品の制作にも関わった。

　出演してもらった岡山の子どもたちは純粋な人柄の良い子ばかりで、心が洗われました。岡山はこんな子どもたちが育つ環境があるんだなと。２０１９年の撮影では瀬戸内市の牛窓に行きました。穏やかな瀬戸内海は見ていて落ち着くし、古い街並みが残るいい所でした。僕は１８歳で岡山を離れたので、まだ行ったことのない所だらけ。この歳になって初めての場所や食べ物、人柄に触れたことは僕にとって宝物で、自信を持って岡山をお勧めできるようになりました。

　１６年から県の観光大使をしているせいか、今は東京にいても岡山の情報が自然と入ってくるようになりました。（お笑いコンビの）千鳥さんなど、岡山出身者の頑張りやＳＮＳの普及も大きい気がします。最近は「岡山旅行に行きました」と声を掛けてくれる人も増え、確実に認知度が上がっていると実感しているので、岡山がもっと多くの人の「旅の選択肢」になってほしいですね。

　――コロナの影響はどうですか。

　昨春の緊急事態宣言で現場がストップし、２カ月くらい自粛生活をしていました。今は、再び全国的に感染が拡大していて「危機感がまた強くなっている」と感じています。映像の仕事は対策をして再開しつつありますが、お客さんに生で見てもらってなんぼの舞台はかなり厳しいです。半面、リモートが普及して直接会わずに済む場面も増え、ストレスが減ったり、時間にゆとりができたり効率的になったなとも思います。

　自粛生活中は、近くの店でテークアウトしたり、インターネットで「お取り寄せ」したりしていました。お取り寄せで千屋牛を初めて食べたのですが、すごくおいしかった。コロナ禍は、今まで知らなかった特産品に出会う機会にもなった。みなさんにも、コロナが収束したら実際に食べに行ってみてほしいです。

　――コロナ禍でも頑張っている県民にメッセージを。

　大変な状況ですが、懸命に頑張る姿に勇気をもらっています。昨年は応援することしかできなかったですが、今年はそれこそ岡山のＰＲ動画を撮って皆さんを勇気づけたいと考えています。個人的には「そんな作品を撮れる雰囲気に戻ればいいな」という願望も込めて、ちょっとばかげて明るい作品にしたいかな。今が踏ん張り時と思うので、みんなで助け合ってコロナ禍を乗り越えましょう！