- ギルドとやらには言ったが魔力が基準値以下で相手にされなかった
まずは金が必要だが、バイトもしたことないしハロワがないからどうしたらいいか分からんスマホで何て検索したら役に立つ情報を得られるか考えてくれ
- まさか、誰にも見えていないのか
- どんなに困ってもお前らと繋がっていたら、何とかなる
漠然とそう思っていた
- 一方的に見るだけだなんて
何て無駄な時間だ
色々上手くやれるようになったらまた来てやるな
- 3日後
- キノコは美味そうだと食える不味そうだと食えないって何か間違ってるのか？
これはキノコのせいなのか、でもキノコしか食ってないからたぶんそう
- キノコは全部食べない事にした
それでいいのかな？
誰も答えてくれない
- チート能力の付与を忘れてました
申し訳ありません - >>8
「•••あ」やっと絞り出した声はそれが精一杯だった
だけど、これで伝わるんだと思うと安心して涙が溢れてきた
チート能力さえあれば大丈夫
神様ありがとう
- 危険なキノコを避けて野菜を食べるようにした
見たことがある野菜には人の手が入ってる事を知ってから
ずいぶんと長い時間が経った人がいなそうなとこで野菜に似たものを探して食べるけど
それでも全部ハズレで身体が受けつけないもうダメかもしれない
- 食べられない野草に包まれながら
目を覚ます少しだけ柔らかいから
今の僕のお気に入りのスポットだ昨日はいい夢を見れた
- 何を食って何が毒で何が栄養になるのか
全然分からないけど、何も食べない訳にはいかないキノコは危険だから全部選択肢から外す事にした
- 野草も必ず毒にあたるけど、キノコほどの辛さはなかった
リスクは少ない
食べながら毒があるものとないものを判別していけるかもしれない - 全てが毒草に見える
これを食べないと・・・それは後でいいやと思った
先にやるべき事があるはずだ - よく見かける小さな生き物が走り去っていく
肉だなと思ったけど見た目の可愛さから食べようと思えるには至らなかった
- とりあえず引きこもりだった僕が歩いている
これは凄い事だと思った
- 恐怖を高揚感が上回る時間帯はもうとっくに過ぎた
- 最初にキノコを食べた者を尊敬する……
毒かもしれないのにな…
ただの幸運なバカがたまたま食べたら
大丈夫だったのか………？ - そろそろ身体を洗いたいとも思えない
水を飲めるかどうかを判断する知識はもちろんないから近くの川の水はいつも飲んでいる
でも小さな虫と大きな虫が多すぎて、水を飲むと小さな虫を一緒にたくさん飲み込む事になる毒はあるんだろうなと半ば諦めていたが、短期的には問題ない
小さな虫はいないものと考えよう
- 色々考え過ぎては生きていけないけど
毒にあたり続けてきた日々の辛さは無視は出来ない
- 水に自分の顔が映る
誰にも言った事はなくて、いつも顔を褒められても顔なんてどうでもいいじゃん？それよりも大切なのはとかいつも語ってた
本当は毎日鏡を見るのが大好きだった水に映った自分の顔は自分の知ってる顔じゃなかった
- 今は地獄だからもう何も考えなくていい
そう考えてみよう
- 地獄に到達出来た
凄い経験を出来たからもう終わりでいいと、子供の頃からそういう考え方が身に沁みていた
- 例えば拷問されて、目玉をくり抜かれて舌を抜かれて手足を切断されてそれでも拷問が続いた場合
それはもうその時の僕が対応するはずだし、ギリギリのところで今の僕は死ぬはずだから関係ない
- 目が覚めると昨日と同じ草の上に寝ていた
- 砂利や土よりは少しだけ柔らかい草のベッド
起きると虫が身体をはっているのにはもう慣れた
- あれほど苦手だった虫にも慣れた
ならまだやっていけると安心感が生まれる
それと同時に身体を起こせない事に気がつく
- あ
分かってはいたけど、思っていたよりも早かった
身体を起こせないのは困る
- 困るが、動かない
- 異世界に行けて何か人とは違う事が出来ると思っていた
結局今まで頑張ってきた成果は何の役にも立たずに、異世界に来て得をした事は一つもない
- さっさと魔王倒して帰ってこい
- 宗教が何よりも大切でトラウマになった、二度と思い出したくなかった母親の顔を思い出す
母親の言うことは全否定、そこから自分の人格が生まれた気がする
ただ、常に優しかった
何か本を読んで子供の気持ちを知ろうとしてて、子供の頃はそれが嫌でたまらなかったけど、ただ常に優しかったよく怒るし、納得出来ない事ばかりだったけど
- スレタイ異世界モノをスマホで書いてるんだがだと思ったら
異世界から書いててワロタ - >>34
その通りだよ今どうしようもなくて回想してるとこ
- >>35
お前の役目は世界を改変するための生贄だ、さっさと谷底へ突き落とされろ - >>37
それならどれだけ幸せだった事か僕はまた特別な存在にはなれなそうだよ
- >>35
その辺の村娘とかさらってくれば良いじゃん
スマホ使えるなら撮影も出来るよね
じゃあうｐ待ってる - >>39
今いるの村じゃないし、数字ぽいのの事まだよく分からないけどたぶん一番村まで俺達の世界で100キロ以上は離れてる - 働け
働けば美少女と出逢える - >>36
どこで働いたらいいのかな？
適当に話しかけても言葉は通じてるようで、言葉は通じてないこの感じの手応えしかない
- 父親の顔を思い出す
地元では一番大きい病院の副医院長だった
ずっと尊敬していた
どこまでが本当かは分からないが、医院長になってくれと言われて断ってたらしい
父親の人柄を考えると、たぶん本当の事だろう近づきたいと思っていた
途中までは - 父親を越えられないと分かった時から、徐々に理想像だった父親を崇拝するのは止めていった
- 理想としていた父親をいつも支えていたのは、結局宗教にのめり込んでいた母親だった
- 少しだけ昔を思い出しながら、目を覚ます
- 身体が痛いが、まずはスマホを見る
今はそれしかないから
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